困ったときの相談窓口(介護編)

お年寄りへの接し方や福祉サービスについてなど、介護にあたっては、さまざまな問題が発生してくるものです。「介護初心者」にとっては右も左も分からず、どのようにすれば良いのか途方に暮れるときもあるかもしれません。そこで、家事や介護に追われて相談に行く時間がないという人が介護の負担を軽くするためには、シルバー110番へ連絡してみるのも一つの手です。ここはその名のとおり、生活相談員が高齢者の総合的な相談に応じてくれる窓口だからです。

シルバー110番は、介護の悩みばかりではなく、お年寄りをかかえる家族のあらゆる相談にのってくれるようです。高齢者に関わる総合相談という意味では、市区町村の高齢者福祉課と同じくらい頼りになる存在かもしれません。地域によって名称は異なりますが、ほぼこのような名前の、お年寄りの福祉を担当する部署は各所に設置されています。公的機関は縦割り社会で、相談内容によってあっちの窓口、こっちの窓口とたらい回しにされることもあるので敬遠する人もいるかもしれません。しかし、かなり親切な対応をしてくれるところが増えてきています。そのため、相談内容を窓口で具体的に伝えるようにすると良いでしょう。

介護の質問については、専門知識を有する生活相談員が対応してくれるはずです。また、全国には30カ所ほど、介護に特化した相談機関があります。この相談機関には、福祉や医療の専門家がいて、在宅介護に関する総合的な相談に応じてくれます。受付は24時間体制なので、休日や夜間の緊急相でもここならいつでも安心してできます。